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SOCIO6年生、OL若葉の日々(ふたりぐらしになりました)


by babyleaf_6

世界フィギュア エキシビション

趙宏博は、この世界フィギュア東京大会のフリー演技の直後にリンクの上で申雪にプロポーズしたのだそうです。なんというロマンチスト。アキレス腱断裂を一緒に乗り越えて、技術と表現を磨いてきたふたりの、現役最後の演技でした。素敵だったなぁ。もちろん高橋大輔の「ロクサーヌ」も、キム・ヨナの「リフレクション」も。ああ、そしてデンコワ/スタビスキーが現役最後のエキシで平井堅の歌で滑ったこと、それが雰囲気にぴったりだったことも、きっと忘れられないです。

念仏の鉄さんが、安藤美姫のエキシを見ての感想を書いていらっしゃって、それを読んでからビデオを見ました。絢香の「I believe」と「三日月」にのって、ほんとに気持ちよさそうに滑っていて、見ていて自然に笑顔になってしまいました。優勝を決めたその時より、エキシの方が泣けてきそうでした。

安藤を見ていて思い出したのは、トリノのエキシビション。こちらも大好きな曲にのって、穏やかで幸せそうな表情を浮かべながら空を飛んでいるように滑った荒川静香。そしてエドウィン・マートンのバイオリン生演奏、その音のひとつひとつと体の動きが一体となった芸術品・プルシェンコの「トスカ」。
あんなにハードな動きなのに、シーズン最後の大会の競技を終えて疲労がピークのはずなのに、「歌いながら気持ちよく滑る」ってどんな気持ちなんだろう。世界をその手に収めたような気持ちなのか、それともすべてから解放されて純粋にスケートを楽しんでいるのか・・・どちらにしても、その気持ちこそが、ほんの一握りのトップスケーターだけに与えられる特権なのだろうな。

ついでにトリノのエキシをずーっと見続けてしまいました。トットミアニーナ&マリニン、サーシャ・コーエン、ランビエール、ナフカ&カスタマロフ、スルツカヤ。1年ぶりに見ましたが、美しいものは、いつ何度見ても感動するし、美しいものにうっとりしている間はほんとうに幸せを感じます。
世界フィギュア2007、いい大会でしたね。また来シーズンを楽しみに待ちたいと思います。
by babyleaf_6 | 2007-03-27 01:20 | フィギュアスケート