SOCIO6年生、OL若葉の日々(ふたりぐらしになりました)


by babyleaf_6

GPシリーズ第6戦 NHK杯 女子シングルSP、FS

週末は甲府に出かけていたので、楽しみにしていたNHK杯フィギュアはこれからゆっくり見たいと思います。アイスダンスのオリジナルダンスはもう見たのですが、感想などはフリーダンスのあとでまとめて。

女子シングルの実況は森中さん、解説は荒川静香さん。SPとFSの感想をいっぺんにアップしたら長くなったのでたたみます。




浅田舞、チャイコフスキーの「ロミオとジュリエット」。
澤田亜紀の欠場で急遽出場が決まり、月曜にアメリカから帰国して愛知で調整してきたそうですが、体調が悪いうえに新しい靴がまだなじんでないということで、残念な出来になってしまいました。トリプルのLzとFがそれぞれダブルに。2Aはきちんと降りました。荒川さんも言ってましたがステップやスピンは丁寧に、確実にこなしてましたね。キスクラでも泣きそうな顔しててかわいそうでした。国内で練習している他の選手を出すわけにいかなかったのでしょうかね。35.98。

ラウラ・レピスト。スケートカナダではSP1位でした。「海の上のピアニスト」。
3+3のコンビネーションジャンプを3+2にしてきました。確実に決めて、波にのってきました。つなぎもなめらかだし、表現もとてもやわらかくて好感が持てます。ジャンプをスロー再生で見てもきれいですもんね。54.48でここまでの1位。

6分間練習では、ひとりずつの紹介や見どころを森中さんと荒川さんが説明してくれます。生放送なので、選手の情報をゆっくり伝えられるのはこの時間だけ。でもこれで充分です。

さあ、武田奈也。曲は「Tanguera」。
滑り出しから動きにキレがあっていい感じ。3Tは完璧、3Lo+2T、2Aとすべてのジャンプをきれいに決めました。音楽の細かい音まできちんと拾ったいい振付けですよね。奈也ちゃんのダンスセンスが充分活かされてます。SlStはダイナミックな動きの中にも丁寧にエッジを使っています。最後はレイバックからビールマン、満面の笑みでフィニッシュ!うわー、すごくいい演技でした!森中さんも奈也ちゃんスマイルにやられているようです(笑)。55.06でトップに。

エレーネ・ゲデウ゛ァニシウ゛ィリ、「キャバレー」。元気系の選手が続きますね。
黒にシルバーのラインがきれいな、コケティッシュな衣裳です。3Fからのコンビネーションは転倒、もったいない。スピンはちょっと回転の数が足りてないのでは?でもぜんぜんメゲない感じがいいなぁ(笑)。終盤までスピードが落ちず、スタミナ充分。曲の雰囲気を体全体でよく表現していたと思います。「滑ることが好きで好きで、楽しくてたまらないという感じ」と森中さん。選手に対する愛情にあふれてます。53.82で3位に。

アリッサ・シズニー、サン=サーンスの「白鳥」。
3Lz+2Tはばっちり、3Fはなんとかもちこたえました。おお、調子いいじゃないですかシズニー。前半にSlStからスピンコンビネーション、2Aも決めました。わぁ、シズニーがSPでジャンプを全部決めるなんて珍しいですが(笑)、全体的にスピードが落ちず、最後のスピンも美しい姿勢のレイバックから「世界一美しい」ビールマンでフィニッシュ。荒川さんが心配していたタイムオーバーも減点には至らず、よかったよかった。58.24で武田の上に。

カロリーナ・コストナー、「Riders of the Storm」。濃い紫色のきれいな衣裳です。スカートの裾が短めでひらひらしててかわいい。脚が長くないとこのデザインは着られません。ジャンプの着氷が少し乱れる場面もありましたが、全体的にスピードにのったスケートで緊張感を途切れさせませんでした。ステップはもっとうまくなれそう。61.24、FSで崩れなければ地元トリノでのファイナル出場はほぼ確実か。ななみちゃん気に入りましたか。

サラ・マイアー、「パッチ・アダムス」。
音が鳴った瞬間からドラマが始まる感じで、この人の演技は大好きです。3Lz+2Tは高さもあってばっちり。3Fも決めました。筋力アップが安定感を生んでいるとのこと。回っていても滑っていても、上半身の表現が途切れることがなくて素晴らしい。SPの2分50秒でこんなに自分の世界を作れるなんて。59.16、いい点が出ましたね。

最終滑走、安藤美姫、「サムソンとデリラ」。なんかすごく緊張した表情に見えます。コンビネーションジャンプは3Lz+2Loに。スパイラルでバランスを崩したり、ちょっと動きが固いか。SlSt、昨シーズンまではぶんぶん振り回すだけだった手の動きがやわらかくなめらかになって、ここはほんとに上達しましたよね。最後のスピンもきれいに決めて、フィニッシュではほっとしたような笑顔。60.52で2位。

SPを終えて1位コストナー、2位安藤、3位マイアー、4位シズニー、5位武田、6位レピスト。普通に演技すればまず安藤の2位以上は間違いないのですが、そうではなかったんですよね。結果はもちろん知っているので、安藤のFSを見るのが気が重いです。奈也ちゃんの笑顔に癒されよう。

安藤、武田のインタビューと浅田の談話を紹介したあと、ペアの結果を。1位はサフチェンコ&ゾルコビー、2位がマクラフリン&ブルベーカー、3位にデュベ&デービソン。点数を見てもサフチェンコ&ゾルコビーがぶっちりぎだったようです。鳥海アナウンサーと若松詩子さんの解説でこのペアの演技を抜粋で紹介。若松さんは引退されていたんですね。

***

SP、浅田舞は棄権してしまいました。残念・・・。気を落とさずに、体調を整えて欲しいです。日本選手権がありますからね。

ラウラ・レピスト、映画「ドンファン」から。
最初の後ろに反るポーズがかっこいいですね。2A、3+3はひとつめでバランスを崩して単独に。3Lzはすっぽ抜けてシングルに。緊張してるのかな?中盤は叙情的なスケーティングで雰囲気を出しています。スパイラルでちょっと脚が下がったかも。ジャンプで精彩を欠き、波に乗れませんでしたが、それでも最後まで集中して丁寧に滑ることのできる精神的な強さを持ってます。スピンは姿勢も速さも文句なし。世界選手権には出てくるかな。FS91.10、トータル145.58。

武田奈也、ブラシオ「秋によせて」。ちょっと緊張気味か?がんばれ!
最初の3Lo、3Sとうまくいったのですが課題の3Fで転倒。でも動きはとてもいいし、まだまだこれからですよ。3T+2T、スパイラルシークエンスは技のつなぎめがなめらかでいいですね。2Aから2Loのジャンプシークエンス、落ち着いてます。3Tを決めてSlStも波に乗っていけました。終盤の2A+2T+2Tをクリーンに降りて、美しいレイバック〜ビールマンスピンを決めてフィニッシュ。今日は緊張がほどけて安心したような笑顔でした。転倒した3F以外は加点ももらえそうなきれいなジャンプもあったし、お客さんの心もがっちり掴んだように思います。キスクラでななみちゃんぬいぐるみを振ってみせる奈也ちゃんを見て森中さんが「似てる」とか言ってます(笑)。ななみちゃんとななちゃんね。おお、いい点が出ましたよ!FS99.77、トータル154.83でトップに立ちました。

アリッサ・シズニー、「ウエストサイド物語」。シンプルな衣裳ですねー。
スピードにのって3Lz+2T、荒川さんが回転不足を指摘。コンビネーションスピンは文句のつけようがありません。I字スピンは軸足のひざもまっすぐ伸びていて美しい。後半に入ってちょっとスタミナが切れたか、立て続けにジャンプを失敗。がんばれシズニー!180度開脚スパイラルやビールマンはうっとりするような美しさでした。ジャンプのミスが響いて86.08、トータルで144.32。伸びしろがいっぱいあってこれからが楽しみな選手です。

サラ・マイアー、「黒のラフォリア」「秋の紅」。気合い入ってますね。
いきなりマイアーの世界を展開してきます。ちょっと後ろに滑っただけで切なさを感じます。3Lz+2Lo+2Loは決めるも、3Fでバランスを崩してしまいました。でも音楽にきちんと乗って、なめらかで隙がなくてエレガントなスケーティングを見せてくれています。こういう選手がわたしは好きよ。FS59.16、トータル104.01で2位に。

安藤美姫、「カルメン」。
最初の3Lzで派手に転倒。2Aには3Tをつけずにシングルで。3Fで手をついてしまいました。ここから持ち直して欲しいのですが。スパイラルは安定、3Loは降りましたが3Lzは回転不足で転倒、もうただ滑っているだけになってしまっています・・・残念。
後から、直前練習で脚をエッジで傷つけたとかジャンプの変更でパニックになったとか聞きましたが、そこで対応できないほどの精神状態にあったということだと思うので、やっぱりもうちょっと強くなってもらいたいな。いいときと悪いときの差がこれだけ出ちゃうと世界のトップでは厳しいです。FS85.29、トータルで145.81、暫定3位。

カロリーナ・コストナー、ドウ゛ォルザーク「ドゥムキー」。
いきなり速い。序盤のジャンプで転倒もありましたが、集中して他のエレメンツを確実にこなしていきます。SlStは工夫されていて細かくステップを踏んでいます。ちょっとだけ雑なとこもありましたが、スパイラルのポジションはきれいだし、大崩れすることなくなんとかフィニッシュ。安藤が普通に滑れていたらなぁ〜。FS103.45、トータル164.69で首位を守りました。ファイナルではもっといい演技を!

コストナーがNHK杯初優勝でファイナル進出。2位は安定して上質な滑りを見せてくれたマイアー、3位になんと武田。GPシリーズデビューの年に表彰台とは素晴らしい。上位が崩れたこともありましたが、奈也ちゃんの滑りはほんとに見ていて嬉しくなるようなものでした。おめでとう!安藤は4位、5位にレピスト、6位シズニー。

刈屋さんのインタビュー。コストナーは「ファイナルでは大学の友人の前で滑れてうれしい」と。仙台の皆さんにも感謝していました。奈也ちゃんは「牛タンを食べに行こうと帰る準備をしていたら(表彰台が決まったと)呼び止められた」そうです。ジョッキでぐいぐいビール飲みそうだよね・・・あ、まだ未成年か。

ファイナル進出はキム・ヨナ、浅田真央、キミー・マイズナー、カロリーナ・コストナー、中野友加里、キャロライン・ジャンに決まりました。うーん、安藤がファイナル進出を逃すとはショック。ちょっと休んで、日本選手権と世界選手権で存在感を示して欲しいです。

やっぱりフィギュア中継はNHKに限るなぁ。森中さんの「荒川さんが解説してくだすったように」みたいな素敵な言い回しも、選手への愛情のこもったコメントも、「ああ、帰ってきた」という安心感で満たされます。なにより、会場の雰囲気がよく伝わる中継でした。練習があって、ひとりの選手が準備して、滑って、結果を待つ間に次の選手が出てきて、また違う世界を創り上げる・・・という雰囲気の変化や緊張感が伝わってきます。テレ朝はこのへんをぶつ切りにして紹介VTRや直後のインタビューを入れるので、どの大会で誰がどういう演技をした、という印象が心に残りにくいのです。大会は日本人の注目選手だけで創り上げるものじゃないのにね。

明日は男子シングルの録画を見る予定。男子の実況は刈屋さん、こちらも楽しみです。
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by babyleaf_6 | 2007-12-04 21:44 | フィギュアスケート