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SOCIO6年生、OL若葉の日々(ふたりぐらしになりました)


by babyleaf_6

世界フィギュア選手権2008

世界フィギュア選手権2008の録りだめたビデオを一気に見ました。ナビスコ磐田戦の途中経過をちらちら気にしつつ。
これが終わったら春場所千秋楽だ。幸せな週末だなぁ。花粉さえ飛んでなけりゃもっといいのに。



楽しみにしていた世界選手権なので、見た演技すべてをレビューしたいところなのですが時間がなさそうです。

女子シングルはなんといっても中野友加里でしょう。大会を経るごとに3Aの確実性を増して、世界選手権に向けてスパイラルのポジション、ステップの難度もどんどん上げてきて、シーズン最後に一番いい演技をできてほんとによかった。ISUの公式記録を見ると、FSでは3Aと3Fで回転不足をとられたようで残念でしたが、そこがちゃんと点を取れていたら2位に入ったかも。でも、現時点の持てるすべてを出し切りましたね。キム・ヨナもあのコンディションでここまでまとめてくるか、といういい滑りだったし、まさかの転倒から立て直してそのあと完璧という浅田真央の金メダルも素晴らしかったけど、あの会場のお客さんを一番喜ばせたのは中野だったんじゃないかなぁ。会場ではノーミスに見えただろうし、かわいかったし、キラキラしてました。FSラストのドーナツスピンの瞬間に会場がすごい拍手歓声で、フィニッシュ前から立ち上がるお客さんもいました。感動しました・・・かっこよかった!スコア詳細によればPCSが全部7点台。あとは3+3がしっかり入るようになって、音楽表現がさらに上がれば表彰台もぜったい狙えると思うし、ちゃんと計画的に技術を積み重ねていっているからこその信夫コーチの「上出来、上出来」だったのだろうから、次のシーズンにはまた進化した中野を見られるのでしょう。楽しみ。
安藤は練習で肉離れを起こしてしまい涙のFS途中棄権。直後のインタビューでは、泣きながらもずいぶんしっかりと来季もがんばると言っていてちょっと安心しました。バンクーバーに向けて来シーズンを充実させて欲しいと思います。
マイズナーがシーズン最後に調子を戻してくれたのはうれしかった。FSは完璧とはいえなかったけど、来シーズンにつながる大会になったのでは。ジョアニー・ロシェットは、SPもFSも壮大で重厚な曲をよく表現してました(さすがの背筋で)。ああいう迫力あるのが似合いますね彼女は。転倒こそあったけどキム・ヨナのSPオペレッタ「こうもり」はやっぱりいいプログラムだなぁ。あのワルツの部分のステップシークエンスは最高です。サラ・マイアーがこっそり(こっそり?)6位。このメンバーでこの順位は立派です。アシュリー・ワグナーは安藤の棄権で集中しきれなかったのかも。コストナーのことを書き忘れるところでした。けっこういつもどおりだったような気がするのですが、3F+3T+2Loを決めてきたときには「おおっ」と思いましたね。スピードが落ちないのとステップのレベルが明らかに上がっているので、FSも中だるみしないで滑れてますよね。ヨーロッパ開催の世界選手権で、欧州女王の責任を果たしての2位。この人にはまだまだのびしろがあるでしょう。

表彰式ではアカペラで国歌を。可能性のある国のは全部練習したんだろうか。一部あやしい和音もありましたが(笑)、記憶に残る表彰式の演出でしたね。

男子シングルはSPが出る選手出る選手ほんとに素晴らしくて、これはノーミス対決かと思ったのですがFSは失敗が続いてしまいました。ヴェルネルはあれだけ完璧なSPだったのに、FSではジャンプでミスを連発。欧州選手権で優勝していても、やっぱり世界選手権でメダルを取るためには経験も必要ってことなのか。たぶん高橋もそうなんだろうな。四大陸にピークが来てしまったのか、直前の調整でジャンプのタイミングを合わせられなかったのか・・・。最後の3Lzに2Tをつけてしまったばかりに基礎点6.0を失ったのは痛恨のミスでした。失敗したフリップジャンプがコンビネーション判定されるかどうか、滑りながら判断できなかったのでしょう。難しいルールだ、ほんとに。4位という結果には満足できないでしょうが、目指す高みはまだまだ遠くにあるということなのでしょう。がんばれ高橋!ヴェルネルも!
小塚くんは総合8位と素晴らしい世界選手権デビューでしたね。来年の3枠もきっちりゲットしてくれたし。この大会でさらに自信をつけて、日本の、世界のトップを目指してほしいです。SPでのガッツポーズ連発にはぐっときましたよ。一緒になって「よし!よし!」って言いながら見ちゃった。地上波では南里くんのFSを放送してくれなくて残念。SPは緊張してたっぽいですねー。
ジュベールはプルシェンコみたいになってきたな。SPで4T+3Tを決めて3Lzで転倒するという波乱もあり、トータルでバトルに追いつけませんでした。FSで4回転を回避したり最後のループジャンプがシングルになったりしてたのですが、あれをちゃんと飛んでいればもしかしたら、という結果に。あるいはSPの減点2(ジャンプの分と、音楽にヴォーカルが入っていたので)は折り込み済みなのか、大丈夫だろうと思っていたのか。勝負はわからないものです。悔しそうだったなー。カート・ブラウニング振り付けのFSはステップがかっこよかった。
ランビエールはどんどん男くさくなってゆきますね。贅沢を言えば、一度完璧な「ポエタ」を見たかったです。銀メダルのウィアーは、優美さに骨太さが加わった今シーズンの集大成・・・のはずが、FSで若干失速。SPは迫力のある、胸に迫る演技でした。
そしてなんといっても帰ってきたバトル兄さんでしょう!4Tを回避したことで余裕ができたのでは、と本田くんが解説していましたが、4回転を飛ばずに優勝するというのは、持っている技の完成度がどれだけ高いかということ。滑りの質が”極上”なんだよなぁ。つなぎのスケーティングにもGOEをつけたい。こういうのが見たかったんですよ(>_<)FSラストのスピンの素晴らしさには参りました。見ていて幸せな気分を味わえました。心から拍手です。やっぱり笑顔のバトルは素敵だ。カナダの応援団がまたすごかったね(笑)。
そういえばプレオベールはどうしたんだ、と思ったら怪我で棄権だったそうです。

ペアはサフチェンコ&ゾルコビーが優勝、張丹&張昊はまたしても2位、デュペ&ディビソンが3位。ダンスはデロベル&シェーンフェルダーが優勝、期待の若手ヴァーチュ&モイアが堂々の2位、ロシアのホフロワ&ノビツキーが3位。ドムニナ&シャバリンが欠場してもメダルを穫るのがロシアの強さ。
わたしは映像はODしか見られませんでしたが、ベルビン&アゴストがキレキレだったので表彰台行くかと思ったんだけどなぁ。
そして、言っても仕方ないこととはわかっていながら、この大会にデンコワ&スタビスキーがいないことが残念で仕方ありません。


さて、東京は赤嶺の2得点でヤマハスタジアム初勝利!うわー、やったー!いいな、現地観戦の人たち・・・。やっぱりナビスコでは赤嶺が決めますね。
今季は味スタでも勝って欲しいなぁ。三ツ沢には仕事の都合でどうしても行けないのですが、4月は試合がたくさんあるので楽しみです。仕事もがんばろうっと。
by babyleaf_6 | 2008-03-23 15:08 | フィギュアスケート